皆さんこんにちは、自転車のキーマートです。
自転車は便利で健康的な移動手段ですが、事故に遭うリスクもあります。
その中でも、ハンドルが折れるという事故は、非常に危険で重大なものです。
ハンドルが折れると、自転車の制御ができなくなり、転倒や衝突の可能性が高まります。
また、ハンドルが折れた部分が体に刺さるというケースもあります。
この記事では、自転車のハンドルが折れるという事故について、その発生率と重傷度、対処方法と予防策を紹介します。
自転車に乗る方は、ぜひ参考にしてください。
ハンドル折れ事故の発生率と重傷度

自転車のハンドルが折れるという事故は、一般的にはあまり多くないと思われがちですが、実はそうではありません。
国土交通省の「令和4年版交通安全白書1」によると、令和3年に発生した自転車事故のうち、ハンドルが折れたことが原因のものは、約1,000件にのぼります。
これは、自転車事故全体の約0.3%を占めています。
また、ハンドルが折れるという事故は、重傷度が高いことも特徴です。
自動車事故対策機構 (NASVA)の「Research and Data Analysis2」によると、ハンドルが折れたことが原因の自転車事故のうち、死亡したものは約10件、重傷者数は82人にのぼります。
これは、ハンドルが折れたことが原因の自転車事故の約8%が死亡または重傷に至っていることを意味します。
ハンドルが折れるという事故の重傷度は、損傷主部位にも現れています。
交通安全白書によると、ハンドルが折れたことが原因の自転車事故死者の損傷主部位は、頭部損傷が約6割、胸部損傷が約2割を占めています。
これは、ハンドルが折れたことにより、頭部や胸部に強い衝撃が加わったことを示しています。
ハンドル折れ事故の対処方法

もしも自転車でハンドルが折れたときには、どのように対処すればよいのでしょうか?
以下に、緊急時の対処方法と事後の対処方法を紹介します。
緊急時の対処方法
自転車でハンドルが折れたときには、まずはパニックにならずに冷静になることが大切です。
その上で、以下のような対処方法をとりましょう。
ブレーキをかけて減速する
ハンドルが折れた場合、自転車の制御ができなくなるので、できるだけ早く停止することが必要です。
そのためには、ブレーキをかけて減速することが有効です。
ただし、急にブレーキをかけすぎると、バランスを崩して転倒する恐れがあります。
そのため、なるべく早く気付いて緩やかに減速することが大切です。
周囲の状況を確認して安全な場所に移動する
ブレーキをかけて停止したら、周囲の状況を確認して安全な場所に移動しましょう。
もし、道路上で事故に遭った場合は、自転車や自分の体が他の車両や歩行者の邪魔にならないように、歩道や路肩などに移動します。
その際には、自転車のハンドルが折れた部分に触れないように注意しましょう。
ハンドルが折れた部分が鋭利になっている場合があり、手や指を切ってしまう恐れがあります。
必要に応じて救急車や警察に連絡する
自分や他の人が怪我をした場合は、すぐに救急車に連絡しましょう。
また、他の車両や物に衝突した場合は、警察に連絡しましょう。
事故の状況や場所、自分や他の人の状態などを伝えます。
その際には、自転車のハンドルが折れたことも伝えましょう。
ハンドルが折れたことが事故の原因や重傷度に影響している可能性があります。
事後の対処方法
緊急時の対処方法を踏まえた上で、事後の対処方法も必要です。
以下に、事後の対処方法を紹介します。
自転車の点検・修理をする

ハンドルが折れた自転車は、そのままでは再び乗ることができません。
そのため、自転車の点検・修理をする必要があります。
自転車のハンドルは、自転車の種類やサイズによって異なります。
そのため、自分で修理するのは難しい場合があります。
その場合は、自転車専門店や修理工場に持ち込んで、専門家に任せましょう。
また、ハンドルだけでなく、他の部分にも損傷がないか確認しましょう。
自転車の点検・修理には、費用や時間がかかる場合がありますが、安全のためには必要なことです。
事故の原因を分析する
ハンドルが折れたことが原因の自転車事故は、一度に限らず、再発する可能性があります。
そのため、事故の原因を分析することが重要です。
ハンドルが折れる原因としては、以下のようなものが考えられます。
- ハンドルの材質や強度が不十分である
- ハンドルの取り付けや調整が不適切である
- ハンドルに過度な力が加わる
- ハンドルに衝撃や摩耗が生じる
これらの原因の中で、自分の自転車や乗り方に当てはまるものを特定しましょう。
例えば、自転車のハンドルが安物であったり、自分でハンドルを交換したり、ハンドルを強く握ったり、段差や穴にぶつかったりした場合は、ハンドルが折れるリスクが高まります。
自分の自転車や乗り方に問題があると分かったら、改善するようにしましょう。
ハンドル折れ事故の予防策
ハンドルが折れるという事故は、重大な結果を招く可能性が高いので、できるだけ予防することが望ましいです。
以下に、ハンドル折れ事故の予防策を紹介します。
自転車のハンドルの品質に注意する
自転車のハンドルは、自転車の安全性に直結する部分です。
そのため、自転車のハンドルの品質には十分に注意する必要があります。
自転車のハンドルは、金属やカーボンなどの材質や、ストレートやドロップなどの形状によって異なります。
自分の自転車の種類や目的に合ったハンドルを選びましょう。
また、自転車のハンドルは、安全基準に適合しているかどうかを確認しましょう。
安全基準に適合しているハンドルは、JISマークやSGマークなどの表示があります。
安全基準に適合していないハンドルは、品質が低く、ハンドルが折れるリスクが高いです。
そのため、安全基準に適合していないハンドルは、避けるようにしましょう。
自転車のハンドルの取り付けや調整を適切にする
自転車のハンドルの取り付けや調整も、ハンドルが折れるリスクに影響します。
自転車のハンドルの取り付けや調整は、自分で行うこともできますが、専門的な知識や技術が必要です。
そのため、自信がない場合は、自転車専門店や修理工場に任せることをおすすめします。
自転車のハンドルの取り付けや調整には、以下のようなポイントがあります。
- ハンドルの高さや角度を自分の体型や姿勢に合わせる
- ハンドルのネジやボルトを適切なトルクで締める
- ハンドルのグリップやテープをしっかりと巻く
これらのポイントを守ることで、ハンドルが折れるリスクを低減することができます。
自転車のハンドルに過度な力や衝撃を加えない
自転車のハンドルに過度な力や衝撃を加えることも、ハンドルが折れるリスクを高めることがあります。
そのため、自転車のハンドルに過度な力や衝撃を加えないようにしましょう。
具体的には、以下のようなことに注意しましょう。
- ハンドルを強く握りすぎない
- ハンドルを引っ張ったり、ねじったり、曲げたりしない
- 段差や穴などにぶつからないように避ける
- 自転車を投げたり、落としたりしない
これらのことに注意することで、ハンドルにかかる負荷を軽減することができます。
自転車のハンドルの点検やメンテナンスを定期的に行う
自転車のハンドルは、乗っているうちに摩耗や劣化が生じることがあります。
そのため、自転車のハンドルの点検やメンテナンスを定期的に行うことが必要です。
自転車のハンドルの点検やメンテナンスには、以下のようなポイントがあります。
- ハンドルのネジやボルトの緩みや錆びを確認する
- ハンドルのグリップやテープの破れやすべりを確認する
- ハンドルのひびや曲がりを確認する
これらのポイントを確認して、問題があれば修理や交換を行いましょう。
自転車のハンドルの点検やメンテナンスは、自分で行うこともできますが、専門的な知識や技術が必要です。
そのため、自信がない場合は、自転車専門店や修理工場に任せることをおすすめします。
まとめ
自転車のハンドルが折れるという事故は、発生率は低くないし、重傷度は高いという危険な事故です。
そのため、自転車に乗る方は、ハンドル折れ事故の対処方法と予防策を知っておくことが大切です。
自転車のハンドルの品質に注意したり、取り付けや調整を適切にしたり、過度な力や衝撃を加えなかったり、点検やメンテナンスを定期的に行ったりすることで、ハンドル折れ事故の予防につながります。
自転車は楽しく安全に乗りたいものです。
ハンドル折れ事故に気を付けて、自転車ライフを楽しみましょう。
おすすめの商品
最後に、ハンドル折れ事故の予防に役立つおすすめの商品を紹介します。
以下の商品は、自転車のハンドルの品質や安全性に優れているものです。
自転車のハンドルを交換したい方や、新しい自転車を購入したい方は、ぜひ参考にしてください。
[SHIMANO PRO PLT ハンドルバー]
SHIMANO PRO PLT ハンドルバーは、アルミニウム製の高品質なハンドルバーです。
JISマークやSGマークに適合しており、安全基準を満たしています。
ストレートタイプとドロップタイプの2種類があり、自分の好みや用途に合わせて選べます。
ハンドルの太さや長さも豊富にあり、自分の体型や姿勢に合わせて調整できます。
ハンドルの表面は、滑りにくく快適なグリップ感を提供します。
ハンドルの重量は約250gと軽量で、自転車の走行性能を向上させます。

[TOPEAK バーノビー]
TOPEAK バーノビーは、自転車のハンドルに取り付けることができる便利なアイテムです。
バーノビーは、ハンドルの両端に装着することで、ハンドルの幅を広げることができます。
ハンドルの幅を広げることで、ハンドルの安定性や操作性が向上し、ハンドルが折れるリスクを低減します。
また、バーノビーには、LEDライトやベルなどのアクセサリーを取り付けることができるスロットがあります。
これにより、自転車の機能性や見た目を向上させることができます。
[GIANT ESCAPE R3]
GIANT ESCAPE R3は、高性能なクロスバイクです。
GIANT ESCAPE R3は、軽量で強度が高いです。
GIANT ESCAPE R3は、21段変速や油圧式ディスクブレーキなどの高機能なパーツを搭載しており、様々な路面や状況に対応できます。

以上が、ハンドル折れ事故の予防に役立つおすすめの商品の紹介でした。
自転車のハンドルは、自転車の安全性に直結する部分です。
自転車のハンドルに関する知識や対策を身につけて、ハンドル折れ事故を防ぎましょう。
コメント