皆さんこんにちは、自転車のキーマートです。
自転車トレーニングは、心肺機能や筋力を高めるだけでなく、ストレス解消や気分転換にもなる素晴らしい運動です。
しかし、自転車トレーニングの効果を最大限に引き出すためには、運動だけでは不十分です。
それには、睡眠の質も重要な要素です。

睡眠は、体や脳の疲労回復や免疫力の向上、記憶や学習の定着など、さまざまな生理的・心理的な機能に関係しています。
睡眠不足や睡眠障害は、気分や集中力の低下、イライラや不安などの精神的な不調だけでなく、高血圧や糖尿病、肥満などの生活習慣病のリスクを高めることも分かっています。
では、自転車トレーニングをする人は、どのように睡眠の質を高めることができるのでしょうか。
今回は、自転車トレーニングと睡眠の関係について最新の科学的研究から学びます。
これがトレーニングの効果を最大化する秘訣だった!
1. 自転車トレーニングのタイミングと強度に注意する
自転車トレーニングは、適度な運動量と強度で行えば、睡眠の質を高める効果があります。
しかし、就寝直前に激しい運動をすると、体温や心拍数が上昇し、興奮状態が持続してしまい、寝付きが悪くなったり浅い睡眠になったりする可能性があります 。
そこで、自転車トレーニングは就寝の3時間くらい前までに終わらせるようにしましょう。
また、運動強度も中程度以下に抑えることが望ましいです。
運動強度は個人差がありますが、一般的には息切れしない程度で会話ができるくらいが目安です。

2. 短時間仮眠を利用する
午後の眠気を解消するために短時間仮眠(ナップ)をすることは、夜間睡眠に悪影響を及ぼさないどころか、むしろ好影響を及ぼすことが分かっています。
ナップは15分程度の長さで十分です。
長くナップをすると、夜の睡眠に影響を及ぼす可能性があります 。
特に夕方のうたた寝は禁物です。
ナップは午後2時から4時の間に行うのが最適です。
ナップの後は、水分補給やストレッチなどで体を目覚めさせましょう。
ナップをすることで、午後の運動パフォーマンスが向上することも報告されています。

3. 自転車トレーニングで学んだ運動スキルを睡眠中に定着させる
自転車トレーニングでは、ペダリングやバランスなどの運動スキルを学びます。
しかし、運動スキルはトレーニング中に学んだだけでは定着しません。
それには、睡眠中に脳内経路の変化と記憶の固定が必要です。
睡眠中には、運動スキルを学んだ際に活性化した脳領域が再活性化され、神経回路が強化されます。
これにより、運動スキルが長期記憶に移行し、翌日のパフォーマンスが向上します。
特に徐波睡眠(深い睡眠)の段階でこの現象が起こることが分かっています。
そこで、自転車トレーニング後は、十分な睡眠時間を確保し、徐波睡眠の量を増やすことが重要です。
徐波睡眠の量は、入浴や温冷交代浴などで体温調節をすることや、昼間に光を浴びて体内時計を整えることなどで増やすことができます。

まとめ
これらが、自転車トレーニングと睡眠の関係について最新の科学的研究から学んだ内容でした。
自転車トレーニングは、健康的なカラダとココロを作るための有効な手段ですが、それだけでは不十分です。
睡眠の質も同時に高めることで、自転車トレーニングの効果を最大限に引き出しましょう。
快適な睡眠を得ることで、自転車トレーニングももっと楽しくなるはずです。
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