自転車の取扱説明書を読もう!その3

自転車:知識

こんにちは、自転車整備士の椿直之です。

突然ですが、みなさんは自転車を買ったとき、必ず渡される「取扱説明書」を読んだことがありますか?

自転車の使い方なんて子供の時から知っている!

今さら読む必要なんてない!

と思っていませんか?

そう思っているあなたこそ、ぜひ読んでみてほしい内容です。

あなたは絶対に自転車の使い方を知らないはずです。

今回は実際にどんなことが書かれているのか、試しに1つ内容を見てみましょう。

積載サイズについての記載です。

以前、積載重量についてはお話ししました。自転車全体の最大積載量は、65kgです。

カゴの重量は、前カゴですと頑丈なタイプで5kg、後ろはリアキャリアの質量別クラス次第ですが最大27kgまでです。

今回は重さだけでなく、サイズも重要ですよ、というお話になります。

画像のようにキャリアの幅から左右後ろは15cmまで、高さは50cm以内に収まるようにしなければなりません。

これを越えてしまうと、公道を走れる自転車としてのサイズ縦190cm、横60cmを越えてしまうことになるためです。

このサイズ以上になると、歩道の歩行者や車道で並走する車に接触するなど、迷惑がかかってしまうことになります。

これは積載する荷物に限った話ではなく、車体に取り付ける部品各種も同様です。

危ないものとしては、後方確認用のミラーや、雨の日にハンドルに傘を固定するためのアーム等です。

ミラーはハンドルから大きく左右に飛び出すように取り付けると、安全確認用のアイテムなのに人を傷つけるものになってしまいます。

傘のアームは、その先に取り付ける傘そのものも車体の一部としてみなされ、サイズによっては幅60cmを大きく越えてしまいます。

そして同じように傘をさした歩行者とすれ違う時も手に持っている時と違って簡単にかわすことができずに接触してしまう恐れもあるので、とても危険です。

このように、人を傷つけることがあるのはもってのほかですが、重い荷物や大きな荷物を積載すると操作性が変わってコントロールを失いやすくなるため、規定積載量以内であっても注意が必要です。

いかがでしたか?

自転車にはサイズ制限まであるということ、知らなかった方も多いのではないでしょうか?

生活に浸透して身近すぎる自転車ですが、取扱説明書にはまだまだあなたの知らない謎がたくさん詰まっています!

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