雪が降ったら自転車はどうすれば?

こんにちは、自転車整備士の椿直之です。

いよいよ子供の通う保育園でもコロナ感染者が出ましたので、子供と一緒に自宅待機中でございます。

今回は、お客様によく聞かれる質問を取り上げていきます。

「クルマのような雪用タイヤチェーンって、自転車にはあるんですか?」

という質問です。

雪が降る季節になると、毎日通勤通学で自転車を使用している人たちは気になるところでしょう。

特にふだん雪に慣れていない都心部では、年に一度降るか降らないかでも大騒ぎになります。

日ごろ電車通勤の人たちでも、雪で電車が止まってしまったせいで自転車を使ってみようと試み、大失敗した経験がある人も多いのではないでしょうか。

日本ではよく雪が降るのは一部地域に限られるので、自転車を販売している店でも、ホームセンター等でも雪用の自転車専用チェーンを販売しているのは見かけることは少ないと思います。

唯一使えそうなものと言えば、カー用品コーナーで販売しているスプレーチェーンなるものです。

タイヤに吹き付けると、表面に一時的に特殊な膜を張り、グリップ力を増すというものです。

クルマ用ですが、持ち運びにもさほど大きくはなく、効果が切れたらその場でまたスプレーし直す、という手軽さは魅力だと思います。

海外では、オランダで専用の商品が開発されているようです。

「BikeSpikes」というもので、タイヤの上からカバーのようにかぶせることで、スパイクタイヤのように変身させるというものです。

分割式で脱着もカンタン、コンパクトで持ち運びもラクになっているようです。

日本でも苦肉の策として、リムからタイヤまでにかけて「結束バンド」を何本も巻くことで即興グリップタイヤにしてしまう猛者もいるようです。

しかしこれには弱点があります。

結束バンドは安価に入手できて装着もカンタン、気楽に使い捨てできるのですが、リムまで一緒に巻いてしまうので、キャリパーブレーキが使えなくなってしまいます。

ママチャリならば後輪のみ、スポーツバイクならディスクブレーキのみしか使えない手段と割り切るしかありません。

このBikeSpikesはタイヤのみにかぶせるので、リムには干渉しないという点も解決できています。

自転車そのものが悪路走行を想定している、ファットバイクという車体も存在しています。

もともとはサーファーがビーチを走るように作られていますが、そのタイヤの太さから雪道でのグリップ力も注目されています。

どうしても今の自転車で雪道を走らなければならない状況になった場合は、タイヤの空気を抜いてしまうのも手です。

タイヤを潰しながら走ることで、タイヤが路面に食いつくような挙動になります。

舗装路では当然スピードは出ませんが、雪道でスピードは求めません。

ただしタイヤ、チューブを大幅に劣化させることになりますので、最終手段として利用するにとどめましょう。

コロナカ禍で自転車を利用する人が増えているので、これからの季節、雪対策も考えながら安全に走行できる努力をしていきましょう。

椿 直之

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