自転車屋さんは注意!防犯登録の保管期間

こんにちは、自転車整備士の椿直之です。

今回は、お客様によく聞かれる質問を取り上げていきます。

よくお電話で問い合わせがあるのが、

「防犯登録の書類を失くしてしまったので、控えをもらえませんか?」というものです。

自転車を盗まれてしまったときに、警察に届を出す際必要になるので、盗まれた後、家じゅうを探しても見つからず、買った店にとりあえず電話をかけてみた、という人が多いのではないでしょうか。

親切な店では、少し時間はかかっても対応してくれると思いますが、そうでない店からは、

「防犯登録は警察が管理しているから警察に問い合わせてください。」

と突っぱねられることもあるかもしれません。

お客様からしたら、自転車が盗まれたことで動揺したり切羽詰まっているとは思うのですが、実際店側からするとかなり厄介な作業なので、断る気持ちもわかります。

というのも、防犯登録の書類は、年別に、購入された登録番号順で、紙ベースで保管されているだけなので、名前、住所、電話番号がわかっても検索をかけられるわけではありません。

「何年の何月何日に買ったか」か、「防犯登録の番号」がわからなければまともに調べることはできません。

そもそもそれが書いてある書類こそが「防犯登録の書類」なわけで、それを失くしたお客さんはわかるはずもありません。

たとえわかったとしても、書類を1枚1枚手探りでめくって探していくので時間がかかってしまうのです。

まぁ買ってもらったお客様が困っているのだから、店側は親切に対応してあげるべきだとは思いますが。

ただ、断る店にも理由がある場合があり、それが「書類の保管期間」にかかわる部分です。

実は防犯登録協会が定めている規程には、今までは「2年間は保管すること」としています。

なので保管期限の2年が過ぎたものは処分して良いので、それより前の登録の場合は店には控えが無い、ということです。

そういう場合は、各都道府県が定めている登録期間内(東京なら10年、埼玉なら8年など)であれば、警察で登録の控えをもらうことができます。

受け取る際は個人情報なので、身分証明書をかならず持参するのを忘れないようにしましょう。

ただこの規程は埼玉県は2021年1月1日から変更され、保管期間が2年から8年に変更されました。

お客様側は今までより店で対応してもらいやすくなったと思いますが、店側は大変です。

保管するスペースを新たに確保しなければならにうえ、お客様や警察の照会に備えておかなければなりません。

自転車店を経営している方々は、内容が変更されていることをよく確認して、運営をしていきましょう。

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椿 直之

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