皆さんこんにちは、自転車のキーマートです。
自転車は便利で健康的な移動手段ですが、交通ルールを守らなければ大きな事故につながる可能性があります。
特に、歩道を走ることは道路交通法違反であり、歩行者や自分自身に危険を及ぼす行為です。
では、なぜ自転車は歩道を走ってはいけないのでしょうか？
歩道走行の危険性と罰則について徹底解説します。
自転車は「車両」である
まず、自転車は「車両」であるということを理解する必要があります。
道路交通法では、自転車は「二輪以上の車であって、身体障害者用の車いす、歩行補助車等及び小児用の車以外のもの」と定義されています。
そして、「軽車両」という区分に分類されています。
「軽車両」とは、「原動機付自転車及び自動二輪車以外の二輪以上の自動車並びに自動貨物運搬具以外の二輪以上の貨物運搬具」と定義されています。
つまり、自動車や原付バイクと同じく「原動機」がなくても「車両」であるということです。
車両は原則として「車道」を通行しなければならない
次に、自転車がどこを通行しなければならないかということですが、これは「歩道等と車道の区別」があるかどうかによって異なります。
道路交通法では、「歩道等と車道の区別」がある場合は、「歩行者及び乗用馬以外の者は、原則として、その道路上における歩道等以外の部分（以下この節において「車道」という。 ）を通行しなければならない」と定められています。
つまり、自動車やバイクと同じく、自転車も原則として「歩道ではなく」、「歩道等と区別された部分」、「つまり」、「車道」を通行しなければならないということです。
自転車が歩道を通行してはいけない理由
では、具体的にどうして自転車が歩道を通行してはいけないのでしょうか？
それは、以下のような理由があります。
- 歩行者に危害を及ぼす可能性が高い
まず、最も重要な理由は、歩行者に危害を及ぼす可能性が高いからです。
歩道は歩行者の安全な通行のために設けられたものであり、自転車が走ることで歩行者の通行の妨げや衝突の危険が生じます。
特に、高齢者や子ども、障害者などは自転車に気づきにくく、回避することも難しいため、重大な事故につながる可能性があります。
実際に、歩道で自転車と歩行者が衝突する事故は多発しており、平成30年（2018年）には全国で1,512件発生し、そのうち死亡したのは13人に上りました。
また、平成29年（2017年）には、歩道で自転車と衝突した歩行者のうち、約6割が高齢者であったことが分かっています。
自分自身に危険を及ぼす可能性が高い
次に、自分自身に危険を及ぼす可能性が高いからです。
歩道は車道と比べて狭く、段差や障害物が多いため、自転車の走行に適していません。
また、歩道と車道の境界部分では、自動車やバイクとの衝突や接触の危険が高まります。
特に、交差点では歩道を走る自転車は右左折する自動車やバイクから見えにくくなります。
実際に、歩道で自転車と自動車やバイクが衝突する事故も多発しており、平成30年（2018年）には全国で1,404件発生し、そのうち死亡したのは9人に上りました。
また、平成29年（2017年）には、交差点で歩道を走っていた自転車と右左折する自動車やバイクが衝突する事故が約3割を占めていました。
道路交通法違反で罰則を受ける可能性がある
最後に、道路交通法違反で罰則を受ける可能性があるからです。
前述のとおり、歩道等と車道の区別のある道路では、原則として自転車は車道を通行しなければならないと定められています。
もし歩道を通行すると、通行区分（車道と歩道）違反で3か月以下の懲役または5万円以下の罰金が科せられます。
また、例外的に歩道を通行する場合でも、次のようなルールを守らなければなりません。
- 車道寄りの部分を徐行すること
- 歩行者の通行を妨げるような場合は一時停止すること
これらのルールを遵守しなければ、2万円以下の罰金又は科料が科せられます。
自転車が歩道を通行してもよい場合
以上のように、自転車は原則として歩道を走ってはいけないことが分かりました。
しかし、一部の場合では自転車が歩道を通行してもよい場合は、以下のようなものがあります。
歩道等と車道の区別のない道路では、歩道を通行してもよいことになっています。ただし、歩行者の通行を妨げないように注意しなければなりません。
歩道等と車道の区別のある道路でも、次のような場合は歩道を通行してもよいことになっています。
- 車道が混雑している場合
- 車道が狭くて危険な場合
- 車道に工事や障害物がある場合
- 警察官や交通整理員が指示した場合
- 道路標識や標示で許可されている場合
小児（小学校就学前の者）は、歩道等と車道の区別のある道路でも、原則として歩道を通行することになっています。
ただし、保護者や教員などが付き添っている場合は、車道を通行することもできます。
自転車で安全に走るためには
以上のように、自転車は「車両」であるということを忘れずに、交通ルールを守って走ることが大切です。
特に、歩道を走ることは危険で違法であることを認識しましょう。
もし歩道を走らざるを得ない場合は、歩行者を優先し、車道寄りを徐行しましょう。
また、自転車で安全に走るためには、以下のようなことも心がけましょう。
- 自転車用ヘルメットや反射材などの安全装備を着用すること
- 前照灯や尾灯などの灯火類を点灯すること
- 飲酒運転や「ながらスマホ」やイヤホン・ヘッドホンの使用を絶対にしないこと
- 信号や一時停止などの標識や標示を守ること
- 右左折や追い越しや停止などの際には手信号を出すこと
- 自動車やバイクや他の自転車との距離を保つこと
おすすめの商品
このブログでは、自転車で安全に走るために必要な知識や注意点をお伝えしました。
しかし、知識だけでは不十分です。実際に自転車で走る際には、安全装備や灯火類などのアイテムが必要です。
そこで、このブログでは、自転車で安全に走るためにおすすめの商品を紹介します。
自転車用ヘルメット自転車用ヘルメットは、頭部への衝撃から身を守る重要なアイテムです。
ヘルメットを着用した方が致死率が約2.1倍低くなるという統計があります。
しかし、日本ではヘルメット着用率は約10%程度にとどまっています。
自転車で走る際には、必ずヘルメットを着用しましょう。
おすすめの自転車用ヘルメットは、[Giro Fixture MIPS]です。
このヘルメットは、MIPS（Multi-directional Impact Protection System）という技術を採用しており、頭部への回転力からも保護してくれます。
また、通気性や快適性も高く、サイズ調整も簡単にできます。デザインもシンプルでスタイリッシュです。
前照灯前照灯は、夜間や暗い場所で自転車を走る際に必要なアイテムです。
前照灯をつけることで、自分の視界を確保するだけでなく、他の車両や歩行者に自分の存在を知らせることができます。
道路交通法では、夜間や暗い場所では前照灯をつけなければならないと定められています。
おすすめの前照灯は、[CATEYE Volt 400]です。
この前照灯は、明るさ400ルーメンのLEDライトで、最大15時間の連続点灯が可能です。
また、充電式でUSBで簡単に充電できます。
さらに、5つのモード（ハイ・ロー・ハイパーコンスタント・フラッシング・パルス）から選べます。
取り付けもツールレスで簡単にできます。
尾灯尾灯は、前照灯と同様に夜間や暗い場所で自転車を走る際に必要なアイテムです。
尾灯をつけることで、後方から来る車両や歩行者に自分の存在を知らせることができます。
道路交通法では、夜間や暗い場所では尾灯か反射器材をつけなければならないと定められています。
おすすめの尾灯は、[CATEYE Rapid X3]です。
この尾灯は、明るさ150ルーメンのLEDライトで、最大30時間の連続点灯が可能です。
また、充電式でUSBで簡単に充電できます。
さらに、6つのモード（ハイ・ロー・フラッシング・ラピッド・パルス・バイブレーション）から選べます。
取り付けもツールレスで簡単にできます。
まとめ
このブログでは、自転車は「車両」であるということを忘れずに、交通ルールを守って走ることが大切だということをお伝えしました。
特に、歩道を走ることは危険で違法だということを認識しましょう。
もし歩道を走らざるを得ない場合は、歩行者を優先し、車道寄りを徐行しましょう。
また、自転車で安全に走るためには、自転車用ヘルメットや前照灯や尾灯などの安全装備や灯火類を着用することで、自分の視界を確保するだけでなく、他の車両や歩行者に自分の存在を知らせることができます。
さらに、自転車用ヘルメットや前照灯や尾灯などの安全装備や灯火類を定期的に点検や交換することも忘れずにしましょう。
このブログでは、自転車で安全に走るために必要な知識や注意点をお伝えしました。
しかし、知識だけでは不十分です。実際に自転車で走る際には、安全装備や灯火類などのアイテムが必要です。
そこで、このブログでは、自転車で安全に走るためにおすすめの商品を紹介しました。
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また、[楽天市場]や[ヤフーショッピング]などのオンラインショッピングサイトでも取り扱っています。
自転車で走る際には、これらの商品をぜひご利用ください。
自転車は便利で健康的な移動手段ですが、交通事故に巻き込まれないように注意しましょう。
自分だけでなく他人にも迷惑や危険を及ぼさないようにしましょう。
自転車で安全に走るためには、このブログでお伝えしたことを忘れずに実践してください。
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