こんにちは、自転車整備士の椿直之です。
今回は、自転車安全整備士の筆記試験から、実際に出題される問題をご紹介します。
こんな問題が出題されます。
問 自転車安全整備店としての登録を受けるには、自転車安全整備士の資格を有する者が勤務していれば、自転車店の店主が自転車安全整備士の資格を有していなくてもよい。
〇か×か。

答えは○です。
一見×のように思われがちな問題ですが、実は店主自身が資格を持っている必要はありません。
店に勤務している誰か一人が持っていれば大丈夫です。
自転車安全整備店とは、整備士がいて自転車を整備し、TSマーク保険を付けられるお店です。
この店でないと、TSマークを付けてもらうことができません。
自分が自転車を買った店でなくても、TSマークを付けるための点検を受けることができるので、これから保険の加入を考えている人は、持ち込む店が「安全整備店」であるかどうかをあらかじめチェックしておくといいですね。
ちなみに「安全整備店でない店」というのが存在していることから、「自転車安全整備士の資格を持っていなくても自転車屋を開業できてしまう」ということです。
自転車が好きで店を構えたい!と考えている人にとっては朗報で、独学でもスキルさえあればやっていけます。
実務をこなしながら営業し、そのあと資格を取る人もいます。
しかし客側からしたら少し不安な要素かもしれません。
ふだん通っている自転車屋が、実は無資格で営業している店だった・・・。
こんなことはよくある話ですが、実は違法ではないということは理解しておいてください。
ただ、どんな整備でも修理でも、「自転車安全整備店」であることが客側の信頼にもつながりますので、資格は持っておくに越したことはないですね。
自転車店を営業する側も、客として利用する側も、その店が「自転車安全整備店かどうか」という部分に注目してみるようにしてください。
現在、キーマートではこのような試験対策問題を、過去問をもとにしてしっかりと解説も入れたテキストとして鋭意作成中です。
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