今の人は知らない?ポンプのパッキンの交換

自転車:知識

こんにちは、自転車整備士の椿直之です。

今回は、お客様からよくご質問される内容を取り上げてみます。

「ポンプのパッキン売ってないの?皮のやつ。」と年配のお客様からよく聞かれます。

昔ながらのポンプのパッキンは、皮でできた風呂の栓のような見た目です。

よく知っている人は、ポンプの調子が悪くなると、このパッキン部分を交換し、長く同じポンプを愛用していました。

最近はこの皮タイプのパッキンどころか、ポンプの補修部品さえもあまり見かけなくなりました。

最近のポンプ事情はどうなっているのでしょうか。

アマゾンなどの通販サイトで確認してみると、一応パッキンだけの入手も可能なようです。

最近のポンプを分解してみると、レバーの先についているのはプラスチックのパッキンでした。

これと同じものはアマゾンだと300円。

皮パッキンは1,300円でした。

もちろん径が合えばプラスチックから皮に交換は可能ですが、正直ママチャリ用のポンプとして使うのであれば、パッキン代で新品のポンプが買えてしまいます。

大量生産大量消費の今の時代、ポンプ自体も安く壊れたら使い捨て。

今ではスポーツ車用の高級ポンプを買って、長く使っている人にとっての補修パーツで、高級嗜好品という位置づけになりそうですね。

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